自由律俳句結社 青穂

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私の感銘句 2018.6.4更新

    小山 幸子

感銘の1

      この先で言ったことしたことで泣くだろう    平岡 久美子 

 一年の内で私は春になると、涙もろくなります。暖かくなり、歩き始めの子供が散歩をしているのを見かけただけで涙が出ます。卒業式、入学式、色々な事が終わり始まります。そのニュースを見たら、また泣けてくるのです。私は傍観者で泣いていますが、当事者として色々なことで泣くだろう人たちを、暖かく見守っていきたいと思います。

 

感銘十句選

今日を消せばリンゴが燈る食卓             高木 架京

ぼけてはいかん忘れた名前はアイウエオか        那須田康之

まだ泣けるニンゲンであったか             久光 良一

死んだ男の服を着て春                 伊藤 人美

草取りに飽きて青空                いまきいれ尚夫

二月と四月の間にある三月               田畑  剛

明り取りの窓から短日が逃げてゆく           平山 礼子 

冬薔薇労りあい傷つけあい毀れていく          埋田 貞子

砂塵に旗立てサムライの弔歌              増田 天志

多分という言葉の渦を泳ぐ               ちばつゆこ



私は人々にかういふ。

君等が心の土に真実の種をおろせ。 

君等が生活の上に生命の木を生ひ立たせよ。

大地の力を生きることの力とせよ。

太陽の光を生きることの光とせよ。

然らば、君等が生命の木はやがて多くの花をつけ多くの実を結ぶであらう。

(井泉水著『生命の木』「芸術より芸術以上へ」)